ご挨拶
師匠はご存知、笑点の司会を23年間務めた五代目三遊亭圓楽です。
私はその師匠の本 『五代目圓楽と「星の王子さま」』を書き上げ、この度、発売されました。長年の夢が実現しました。
私は師匠宅にご機嫌伺いによく行っていましたが、いろんな噺をきかせてくれました。ビデオカメラに収めたいと思いましたが、それはできませんでした。皆さんにもお聞かせしたい。笑わせてくれるです、時の過ぎるのを忘れました。そんな噺をこの本に収めました。この本を書くために師匠宅に行っていたように思えます。
右の写真は2008年1月29日に写したものです。1年9ヵ月後の2009年10月29日に帰天しました。いつもお寿司を取ってくれました。うまかった。
江戸の旅と師匠の死がかぶる!
旅の始まり!
11月6日朝5時半 家を出る瞬間です!
旅の白装束
旅の途中、いつ命を落とすか判らない。
どこにでも埋められるように、白装束でした。
しかし、手ごろな白装束が見当たらず、柔道着となる
伊勢まで464㌔
師匠が10月29日8:15に亡くなり、告別式が11月5日と決まりました。師匠を天に見送らないで旅にはいけません。覚悟を決めました。急きょ、旅の出発を11月4日から6日、日本橋スタートとしました。4日に合わせて、旧東海道沿いの宿泊場所に予約していましたが、2日ずつ、ずらしました。
5日の告別式は11時からですが、自宅に帰って来たのが6時半でした。6日の朝、5時起きです。
師匠を見送る桐ケ谷斎場では、一切涙をこぼすことはありませんでした。師匠は見事に弟子を育て、人生の課題をクリアしました。こんどは弟子達の番だと覚悟していたため、武者震いするのでした。
この旅が新聞で取り上げられることになるのでした。
手作りの背負子
背負子を手作りし、鍛錬に使った。
写真は多摩川、昔の六郷の渡しです。
日本橋から14㎞に位置します。
お伊勢参り落語会
第一回目のお伊勢参り落語会にて背負子につけた幟です
柄杓
伊勢参りの大ブームがあり、
子供たちは大人の姿を見て自分たちも旅に出たい。しかし、お金を持っていない。柄杓がお金を得る必須アイテムだった。
私、栄楽も布施があるのではないかと期待しました。その結果、1万1650円のお布施を頂いた。
静岡はミカンどころですから、ミカンも沢山頂いた。